トラウトマン大佐のエリア圏外!
第二回「トラフグXDAY」
第二回は舞台を東京湾に移し、近年密かにブームになっているフグのカットウ釣り、筆者はその中でも激旨トラフグに取り憑かれていたので、ここにまとめたい。先に打率を言うと8割。5釣行の1ボウズである。挟んでショウサイフグにも行ったが今回はトラフグの話なので割愛する。
●︎一回目釣行(1月上旬)
初めて船に乗る仲間たちとショウサイフグ船で手軽にワイワイ楽しく…の予定だったのだが、船宿の都合で急遽トラフグ船に変更させられる。
フグは経験があるのだがトラフグは初めてなので経験しとかねば…ということで単身トラフグ船に乗り込んだ。
結果、宙の釣りでカットウ針で薄皮一枚でどうにか型を見ることができた。
近くでみると圧倒
●二回目釣行(1月下旬)
先述の仲間たちとの乗船である。
仲間達は沖釣り初体験。
談笑、悪ふざけも交えながらポイントへ向かうが、だんだん会話も少なくなり修行モードに突入。
筆者はアタリはあれど乗らずというのを繰り返している中、ちらりと横を見ると仲間の女性が無言でリーリング!
本人は何かが掛かって重いけど魚じゃなかったら恥ずかしいので、ちゃんとタモに入るまで無言で通したらしい。
しかも針はカットウに掛かったと思いきや、エサ針上顎ど真ん中!知らない横のおじさんも我々もテンションあがる!が、この日は彼女の一匹しか型を見れず沖あがり。
夜は仲間の店でマゴチを買って鍋宴会。貴重なトラフグの半身を刺身、半身をてっちりにして舌鼓を打つ。(10人では少なすぎる)
ネイティブアメリカンの風習でバッファローを狩った本人がその証としてはじめに肝を食べるらしいが、フグでそんな事をすると大変なことになるなと考えながら舌鼓を打つ。楽しい反省会である。
見事な上顎ど真ん中フッキング
釣れなくても船上カップラーメンは美味い
●三回目釣行(3月中旬)
XDAYの前の静けさである。そしてこの日はホワイトデーである。
バレンタインデーにのチョコをトラフグで返すと喜ばれるかも、いや逆に嫌がられるだろなどくだらない事を考えながら出港。
この日は苦労して手に入れた関西量販店製の激安メタルトップ&スパイラルガイドのロッドのデビュー戦。
先日の餌が結構残っており、餌バリ一本仕掛けの上部にチラシ針を装着して惜しげもなく使う。
そんなボリューミーな仕掛けにヒット!チラシ針に唇薄皮一枚でキャッチ。
一応釣れたがなんか仕掛けはエサだらけでエビボール。
まあケミホタルとかタイラバのスカートをつけてる人もいたから工夫の一環とするか。
決してスマートではないが。
エビの傘である ちなみに右はパナメイエビ
︎●四回目釣行(3月下旬)
2024年のXDAYは3月23日(諸説あり)に始まった
高ぶる気持ちを抑え、先日予行演習を行なった仲間と出陣。
この後やはり…
シケで通常1時間半で到着するポイントまで2時間半かかった。新幹線なら大阪まで行ける。飛行機なら往復だ。
いつも浮かれている仲間の様子がおかしい…。
完全に船酔いである。皆が意気消沈している中、士気を高めるべく筆者にヒット!
今回もクチビル薄皮フッキングでキャッチ。
ただ、その後は続かず納竿。
今回のシケ洗礼で今後の運営に影響が出そうだ…。
とはいえ夜はトラフグパーティー。
ワイワイ楽しく夜もふける。
I氏の次の健闘を祈りながら、筆者が総裁を務めるTFCの冬は終わった…。
言うまでもない至福の一時
︎●五回目釣行(4月中旬)
XDAY終盤、グランドフィナーレである。
ずっと1トラなので2匹を目標にソロ出陣。
程よい海の様子だが、おそらく今シーズンのラストバトル。ざわつく心を落ち着かせる。
この後お尻でサングラスを壊すことになるとは知る由もなかった
序盤、前に誰かが付けているのを見かけたタイラバのネクタイを装着。
効果がないので外すとすぐにヒット!
どの釣りでも何匹か釣って経験を積むと、冷静さが備わるが、その分アドレナリンの分泌量が減るのかこんなに重かったのかと感じる。
引きが強いというより重い!
水深80mの位置からの巻き上げで筋トレ状態。
そんなに深い釣りでもないのに電動の人が多い訳だ。
脳裏に量販店のガラスのショーケースが浮かぶが、電動リールはめちゃ高い。予算を増やすべくお仕事頑張ります。
約45センチ
これ以上のサイズなら電動リールが欲しいところ
取り込んでエラを切ってベテランのフリをしてると、釣れてない隣の方に仕掛けを聞かれる。
自作ですが普通ですよ、とこれまたベテランのフリをして仕掛けをお見せする。
逆にこちらも見せてもらうと三徳製の5/0のフック。この針の人が多かった(というか定番?)
しかし個人的には大きすぎるんじゃないかと思う。
時合いに乗ることもなく、毎回余って豊富だったアルゼンチン赤エビを使い切るタイミングで納竿。
捌いてもらうためにカゴに入れて番号札をもらうがみなさんご立派。
筆者は10番の札 修行が足りない
かくして筆者初のXDAYは終わった。
船宿の人によると毎年数日間なのが、今年は3〜4週間続いたとの事。
ただその分爆発的な祭りは少なかったようだ。
トルクと食味のトラフグ、来年も楽しめたらと思う。
野毛屋釣船店
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<TEXT/トラウトマン大佐>
―[トラウトマン大佐のエリア圏外]―
【トラウトマン大佐】
幼少の頃からヘラからフライまで淡水の釣り全般を嗜む。近年は鮎ルアーや船釣りなどで釣った魚をいかに美味しく食べれるかをモットーにしている。エリアトラウトには24年ぶりに復帰し、技術やギアの進化に日々驚愕中。酒と太鼓をこよなく愛するグラフィックデザイナー。